られる文庫感想~「握る男」原宏一

 

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たまには読んだことのないジャンルの本をと思い、
られる文庫をのぞいたところ、
本屋で手に取らなさそう、作者知らない、、という本を探して読んでみました。

 

「握る男」原宏一

ざっくりとあらすじを言うと、昭和から平成に入ってからのバブル期などに
色んな手や策を凝らして会社を成長させる男の話ですが、
主人公はその男ではなく、その男に弱みを握られて、
男の側でずっと使われるという人なのです。

最初は弱みを握られているから逆らえない…という感が強いのに、
だんだん、男に言われるがまま経営の勉強などもして、

気づいたら男は大会社まで成り上がり、
主人公は右腕となっている、というような話です。


二人の関係は、よくある、友情で会社を大きくしていくというものではなく、
その男に逆らうと殺されるかもしれないという恐怖と、
経営センスや先見性や成り上がりに対する欲望の強さなど尊敬するところと、
大きな会社になった時、自分もその会社の社長の右腕という優越感や
彼が自分以外の人の話を聞いたりした時の嫉妬に似た感情など、
最終的に、この二人の関係性とは…と、考えさせられるお話でした。


最初は単純に、主人公が男を見返す話になるのかと思ったら、
酷いこともいっぱいされたのに、彼が死ぬまでいいなりになっていて、
彼が死んだ時に「彼は俺の人生だった…」、
というようなことを言って泣いたので、
ちょっと読んだ後、もやっとしました。。

この涙の意味は…。

単純に依存する対象がいなくなったからなのか。
気づいたらどっぷりと彼に依存していたという事実に
気づかずにいた自分に対するものなのか。
こういうのが絆というものなのか。

もしくは、主人公もどんな意味の涙かわかっていないのでは?

答えのない感情があふれて涙がでるのでしょうか。
人の感情はまだまだ分からないものが多くて、面白いなあと思いました。


また、この物語は、女性には書けないんじゃないかな、と思いました。

男性独特の感情?を思い知らされました。

 

られた人:尾池葉名


2017.08.08 祝!られる文庫2周年

 

 

hanko

 

2017年8月8日。

られる文庫、ついに2周年。

 

 

本には、

さまざまな「られる」がある。

 

考えさせられる。

泣かせられる。

気持ち良くさせられる。

不快な気持ちにさせられる。

知識が得られる。

恐怖を植えつけられる。

幸福感が与えられる。

 ・

 ・

 ・

られる文庫では

「借りられる」とか「換えられる」とか

そういったシステム的な「られる」だけにこだわらず、

 

多くの方にさまざまな「られる体験」をしていただけるように

さらにさまざまなジャンルの本を取り揃えていきます。

 

自分の「られる」を誰かにおすすめしたり、

共通の「られる」で心と心が通じあったり

 ・

 ・

 ・

られる文庫は、

「本と人」、「人と人」が出会える場所であることを

これからも目指していきます。

 

 

 

溝手より

 


おすすめミステリー小説

 

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「楽園のカンヴァス」 原田マハ 著

 

 

絵画って、ミステリー向き。

 

TVドラマ「相棒」では
ブルーピカソを題材とした回があったり、
映画「ダ・ヴィンチ・コード」なんて
もろにタイトルが絵画の作者名。

 

楽園のカンヴァスも絵画ミステリーではありますが、
絵画に隠された秘密や暗号を解き明かし、
事件解決?犯罪阻止?といった内容かというと・・・

違う。

 

ここで、アマゾンHP内の解説を拝借。

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ニューヨーク近代美術館のキュレーター、ティム・ブラウンはある日スイスの大邸宅に招かれる。
そこで見たのは巨匠ルソーの名作「夢」に酷似した絵。
持ち主は正しく真贋判定した者にこの絵を譲ると告げ、手がかりとなる謎の古書を読ませる。
リミットは7日間。ライバルは日本人研究者・早川織絵。
ルソーとピカソ、二人の天才がカンヴァスに籠めた想いとは――。山本周五郎賞受賞作。
___________________________________

 

 

所謂、ルソーのファンである二人の主人公が、
なぜかもうひとつ存在する「夢」という絵について
贋作か本物なのかを判断するために、
謎の古書を1日1章ずつ読み進めていくお話。

 

「夢」を手に入れるための
真贋判定(対決)ミステリー。
※真贋:しんがんと読む

 

ミステリー小説と聞くと
犯罪や殺人を思い浮かべてしまいそうですが、
このお話では誰一人死にません。

 

ミステリーといえば
やはりラストに待ち受けている謎解きの痛快さが醍醐味。
この作品ではいくつかあるその謎解き、驚きが
実に新鮮。

 

何せ、事件(犯人探し)にまつわる
謎解きではなく
ただただひとつの絵について
考察していく物語ですから。
もちろん、人と人の駆け引きや陰謀、恋愛(?)要素も
物語を盛り上げてくれる。

 

いやあ、実におもしろかった。
今までルソーの絵に注目したことはなかったけど、
もう読み終わる頃にはファンになっちゃいましたし。

 

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余談ですが、

本作の作者は小6から数年、
僕の地元でもある岡山に住んでいたことがあるのですが、
本作 主人公の一人 早川織絵の実家は
庭瀬(僕の実家から自転車で10分圏内)で、
倉敷市の大原美術館で働いていたりする。
ついでにニューヨークでも
あることについて活躍というか注目された経験も持ち、
作者といろいろと重なりまくりの人物だと考えられます。
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この本に登場する

絵画を一部紹介。

 

 

 

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アンリ・ルソー『夢』(1910年 ニューヨーク近代美術館)

 

 

 

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エル・グレコ『受胎告知』(1590頃 大原美術館)

 

 

 

 

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パブロ・ピカソ『鳥籠』(1925 大原美術館)

 

 

 

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フィンセント・ファン・ゴッホ『星月夜』(1889 ニューヨーク近代美術館)

 

 

 

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アンリ・ルソー『私自身、肖像=風景』(プラハ国立美術館)

 

 

 

 

 

 


とにかくお金、の女。

 

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「後妻業(ごさいぎょう)」 黒川博行 著

 

 

 

 

 

結婚相談所に登録している

金持ちジーサンを

巧みな言葉やカラダを使って後妻に入り、

 

なんらかの方法で死を迎えさせ、

 

ある方法をつかって

ゴッソリと何千万もの遺産を独り占めしてしまう、

69のおばはんが中心人物。

結婚相談所はもちろんグル。

 

そういう生業のことを

後妻業と呼ぶらしい。

 

昨年映画公開もされた、大阪舞台の小説。

後妻役は、大竹しのぶ。

 

後妻業の女を追い詰め

お金を取り戻すため、

だまされて死んでいったジーサンの

無念を晴らすかのように、

娘2人立ち上がる。

 

 

 

 

大阪が舞台なだけに、

大阪弁や馴染みのある場所が次々出てくるので、

大阪人は、よりリアリティと臨場感を味わえる。

 

実際、大竹しのぶ(もちろん役中の)が住んでいる場所は、

堀江小学校近くのええとこのマンション。

 

おいおい・・・会社近くのあそこらへんで

お金やヤクザやあれこれのいざこざ巻き起こってるや~ん、と

妙にリアリティを感じてしまう。

 

ページ数はけっこう多めだめど、

物語・会話のテンポが良く、サクサク読める。

ちょっとした遺産相続のお勉強にも。

 

 

 

 

ちなみに、

この作者の描く物語の舞台は大阪限定。

リアリティを出すために、土地勘のある場所を舞台にしたいからとか。

 

このあいだ、佐々木蔵之介・関ジャニの横山くんが主演した

「破門」という映画の原作もこのお方が書いておられる。

予告CMを見ている限り、バッチリと

あべのハルカスを使っておりましたね。

この作品で第151回直木賞を受賞している。

 

 

 

 

作者の描き出す、

ユーモアあふれるキャラクター達の個性、

軽快なリズムで進む会話、

緻密なストーリーは、

映画が先でもよし(僕はみてない)、

いちど読んでみる価値、ありですよ。

 

 

 

 

 

 

ちっぽ毛ミゾテより

 

 

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聴こえずとも、聴こえる。

 

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こんにちわ。ちっぽ毛37の溝手です。

 

 

 

かなりオススメの本がみつかったので

ご紹介いたします!

 

 

 

 

デフ・ヴォイス ~法廷の手話通訳士~ : 丸山 正樹 著

 

 

 

耳が聞こえない。そこに生きる人、家族の世界。

心打たれ涙するヒューマンストーリー、

かと思いきや

しっかりとしたミステリーでもある

1度で2度おいしい物語。

 

耳が聞こえない人の生活感や世界観、

独自の文化(とくに手話)については、ほとんど

世間には知られていないであろう(もちろん、僕も知らなかった)。

この小説で、それらに次々と触れていく。

耳の聞こえない人の不自由さというよりも、

独自の言語やアイデンティティを持っている事に

気付かされ驚きを感じると思う。

 

主人公は「生まれつき耳の聞こえない家族の中で

聴こえる子として生まれた子=コーダ」。

 

そういった家族や、うまれつき耳の聞こえない人の多くは、

「日本手話」というコミュニケーションで、

実に豊かに感情や物事を表現し対話ができる人が多いという。

 

主人公は、耳は聞こえるが、

日常の中で日本手話を自然におぼえ使ってきた。

 

元警察官である30代後半の主人公。

当初は単に、仕事を得るためだけの手話通訳士だったのだが、

それをきっかけにして、ある事件に関わり始めていく。

手話通訳士・コーダとしての自覚は、おのずと深まっていく。

 

決して、手話通訳の卓越した技能を活かし、

難事件を次々に解決していく!などという

ミステリーにありがちな「能力+事件」といった

単なる“設定”ではない。

 

あくまで本質は、

「耳が聞こえない人・

その家族に生まれた聴こえる人=ろう者」

生活や言葉を

読者の脳裏に描き出す事にあると感じた。

 

この本は、「読書メーター 読みたい文庫ランキング」で

高ランクを獲った実績があるらしいが、

さらに多くの人に読んでもらい、

ろう者の世界を広く知ってもらいたいと思った。

 

障害を持っている人(本人は障害と思っていない人が多い)への

偏った知識や偏見、先入観がありそうだな、と、

なんとなくでも自覚している方は、

是非この本を手にとってほしい。

 

これまでの価値観に変化が起こることは

間違いないと思う。

 

 

 

 

 

 


神の子の本の次は、神様の裏の顔の本

 

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前回は神の子イエスの本を紹介しましたが、

今回は「神様の裏の顔」という本をご紹介。

 

 

■神様の裏の顔 : 藤崎 翔 著

 

 

 

元芸人が描く、

TVドラマ風 ちょっと笑えるミステリエンタテイメント。

 

「第34回 横溝正史ミステリ大賞 大賞受賞作」と聞くと、

なにやら難解で複雑で怖い

といったイメージを思い浮かべてしまう?が、

 

この小説はとにかく、「軽い」。だから、いい。

 

物語は、多くの人々から「神様のような人」と

慕われ尊敬されていた教師の

葬式を舞台にはじまる。

 

喪主の娘やその妹、ある参列者たちは、

教師との思い出に泣きに泣きまくり状態。

思い出しては涙、また思い出しては涙、

そして・・・思い出しては涙。

さらに、思い出しては・・・

「?」・・・何やらちょっとした

疑惑が浮上してくる。。。

いやいや、あの人に限ってそんなはことない!?

 

文章は、一人称視点。

数人の登場人物が、立ち代り入れ替わって進む。

 

いつしかその疑惑たちは絡み合い、

とんでもない「神様の裏の顔」が???

 

 

ラストまで、笑い&驚きがつづいていく、

ユーモアのある小説に仕上がっていました。

 

 

            

 

                    


とにかくオモシロかったから、はよ紹介したい! 緊急オススメ本紹介タイム!!!

 

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こんばんわ。溝手です。

 

 

とにかくオモシロかったから、はよ紹介したい! 緊急オススメ本紹介タイム!!!

 

 

 

 

 

それは、

 

 

「名画と読むイエス・キリストの物語」 中野京子 著

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いや、じぶん、クリスチャンちゃうし。とか

宗教には興味ないし。

 

そういう方にこそ オススメ!

 

キリスト教が、なぜ世界中でひろ~~く信仰されているのか、

すこ~~しくらいは興味ありませんか?

 

とにかく、わかりやすくて「オモシロイ」のです!

 

おいおい!

赤ちゃんや幼児が王命令で虐殺されまくったりとか、

イエス・キリストは十字架にかけられて死んだとか、

残酷で悲しいできごとだったんでしょ!?

テーマ的に、「オモシロイ」とか軽はずみな発言はアカンとちゃうの!?

 

YES!いいんです。

クリスチャン家庭で育った僕ですが、ハッキリ断言。

そういうつもりで読んでOKな本です。

聖書より断然オモシロくってわかりやすかったですよ!

 

ちなみに、著者の中野京子さんはクリスチャンじゃありません。

他の著書に、「怖い絵」シリーズが有名、なんか聞いたことありません?

 

そう、

ただただ、「絵画(アート)」を紹介するために

物語を書いているのです。

アートには宗教画がつきものでしょ?

 

この本を読んでおけば、

美術館にいったときの美術鑑賞も

さらに奥深いものになる!(かも)

エルグレコのあの絵って、こういうことだったのね!って。

 

カラーで印刷された美麗な絵画が

物語の途中で挿入されるので、

まるで紙芝居のように

ドラマティックに読み進められるのです。

文章も読みやすい。

 

解説文書いてる人も言っているのですが、

まるで、著者が知人を紹介しているかのような

軽さ & 読みやすさ & 入ってきやすさ。

 

イエスは、死んだ人を甦らせるほどの奇跡をバンバン起こしたような人物。

そんな凄い人物なのに、なぜだか、

その痩せこけた30代のおじさんが

身近な存在であり、すぐそばにいるかのように感じられる文章。

(当時の平均寿命的に、30代はじいさん並み)

 

当時ローマ帝国の匂いや空気感も伝わってきます。

(くっそ怖い時代。血の匂いプンプン)

 

う~ん、ぜんぜん面白さを語り尽くせない!泣

 

本当は、ぜひ買って読んでほしいくらいの本ですが・・・

 

いやいや、られる文庫に置いておきます!!!

 

なので、

 

少しでも興味の湧いた方は

ぜひぜひこの本を手にとって、

イエス・キリストの世界に

触れてみてください!!!

 

損はしません!!!

 

 

 

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られる感想~「花の鎖」湊かなえ

 

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高橋さん寄贈の「花の鎖」という名前の本を読みました。

著者の作品を読むのは全く初めてなので、どんな話かも知らずさくっと読み始めたのですが。

 

第一印象は、女性の書き方がすごくうまい。

女性にしかわからない女性のいや~な感じ、自分の中にもあるいや~な感じなどを

すごく巧みにさらっと書かれていました。

ああ、こういう人いるいる、、微妙に嫌な感じだけど、別に友達としてやっていける、

という、女性独特の感覚など、すごく上手に書いているので、すごいなあ、と思っていました。

 

中盤からラストにかけては、母と娘の感覚。その中にある女性の心、など。

女性は娘を産むと、自分の中に「許す」という感情がでてくるのかとか。

 

そこは同性だからこそあるいい意味での「鎖」がからまっているのだろうなあ

と、すごく感じました。

(これがひっくり返るとほんと憎悪や依存や酷いことになるということも潜んでいるような…)

 

私も娘がいるので、なんとなく、心の部分がわかる気がして、

とてもじわじわときたものでした。

 

後で知ったのですが、(解説を読んだとき)著者は「告白」の人だったのですね。

映画のイメージが強くて、読んではないのですが、

この人が書くと、それはそれは、母と娘の関係のことだから、

それはそれはすごそうだなあ、、と想像してぞっとしました。

 

母と娘の心情を思い知らされた本でした。

 

られた人:尾池葉名


本のご紹介

 

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溝手です。

 

いやあ最近、日本でも戦争という言葉がチラホラ聞こえてきますよね。。。

ミサイルが日本海に飛んできたり、

たくさんの外国船が日本のとある島に押し寄せてきたり

してるからでしょうね。集団的自衛権がどうとか(こわい、、、マジこわい)。

 

ということで、「戦争に関する本」を2冊、簡単にご紹介。

 

一方は、日本史「それでも、日本人は「戦争」を選んだ」:加藤 陽子 著

もう一方は、小説「世界の果てのこどもたち」:中脇 初枝 著

 

なぜこの2冊を一挙に紹介するのかというと、

「それでも、日本人は・・・」から読んで「世界の果ての・・・」に続けて読むと

時系列で繋がり、より双方を楽しめる・理解できると思うからです。

(僕はそもそも、日本史(戦争)にウトく。。。もともと知識がある人が読めばなお楽しめるかと!)

 

 

 

 

◎「それでも、日本人は「戦争」を選んだ」:加藤 陽子 著(第9回(2010年) 小林秀雄賞受賞)

 

日中戦争~太平洋戦争。

なぜ日本人や世界の世界の偉い方々が、もう戦争しかない!って思ったのか??を中心に書かれています。

著者と高校生による戦争史講座で話が進みます。

日中戦争のことを当時の日本人エリート官僚たちは戦争だと思っていなかった・・・とか、

満蒙について日本軍が、国民にいうてることと軍人らが軍内部で議論してることとは全く違ってたとか、

興味をひかれるおもしろい内容が満載です。

ただ、予備知識がある人向けです!けっこう難解なので、日本史にウトい僕は、たびたび知恵熱が・・・。

 

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◎「世界の果てのこどもたち」:中脇 初枝 著

 

満州移民の日本人、朝鮮人、満州に旅行にきた日本人。

小学生の女の子3人が、満州で出会うところからハナシは始まる。

いずれ、満州移民の日本人は満州に残り、朝鮮人の子は日本に渡り、

満州に旅行にきた日本人は日本に帰りますが、

そこから、それぞれが戦争などを通して壮絶極まりない過酷な状況に追いやられていきます。

この3人が再び会える日はくるのか・・・そのまま現代へと話は進んでいきます。

小説ではありますがリアルにその当時の空気を感じ取れます。

ありえないくらい、人の残酷さや愚かさが伝わってきます。

涙をうるませて読み切る本。

 

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どちらも、もちろん

られる文庫に置いてあります。

 

 


 

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ティーズ主催「第1回 恋する一冊決定戦」を

去る9/17(土)に開催しました。

 

オススメの本をプレゼンしあうバトル。

もっとも興味をひいたプレゼン相手の本に票を入れ、最多票の本が優勝となります。

 

(ブログにも書かせて頂いた)その大会で

僕が、声質・声量・気迫(プレゼン能力は?)で

優勝を勝ち取った「陸王」のほか、本屋ではいまだに新刊扱い中の

数冊をコンスタントに紹介させて頂きます。

 

もちろん、「られる文庫」に出荷。

興味のある方、本屋でお金を使いたくない方、

ティーズにいく理由が欲しかった方などなど、是非ともお越しください。

 

 

 

 

「陸王(池井戸 潤 著)」

 

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老舗の足袋製造会社。時代の波に呑まれ、売上は減少が続く。

このまま足袋の製造だけを続けていれば、いずれ会社は潰れるだろう。

リスクはもちろんあるが、ランニングシューズ業界へ新規参入して・・・

という挑戦から始まるストーリー。

 

プレゼンで僕は、この本をどのように説明したか。

 

「小説」でありながら

優れた「ビジネス書」である。

 

個人経営や中小企業代表の方、新規事業をお考えの方など、

リアルに経営やマネジメントに悩まれている方々にぜひ読んで頂きたい一冊。

こんなにも読みやすいビジネス書はないと思う。

(もちろん細かい経営法や計算法等は小説なので書いてありませんが)

 

なんせ小説なので、物語を楽しみながら

ビジネスについて学べるわけです。

 

挑戦には、人と出会い、利害を一致させ、

そのチカラを借りることが

必要不可欠であることを考えさせられます。

 

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エンターテインメント性:★★★★★

「半沢直樹シリーズ」や「下町ロケット」の作者だと言われると

     「あ~、はいはいソレのね」と思う度数:★★★☆☆

シューズの「へえ~」度数:★★★★☆

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溝手より、今後の紹介予定本(一部)

 

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tsumi

 

 

 

         


【おすすめ!】《演劇》『BUNNA〜ブンナ』

 

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(僕=野村)が尊敬する友人の
尊敬する大先輩が演出される、ということで、

 

 

それはイコール(僕=野村)が尊敬する方でもあると
言えるか言えないか?とのことでもあり、

 

この度、られる文庫の場をお借りして
++++++++++++++++++++++
10月8日(土)、9日(日)に
++++++++++++++++++++++
大阪の「一心寺シアター倶楽」で開催される
「演劇」をご案内させていただきます。

 

        ↓

        ↓

        ↓

 

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身体的にバラエティあふれるひとたちの演劇公演
『BUNNA〜ブンナ』 大阪公演
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◆チケットの予約は、こちらから。
http://www.nicochan.jp/2016/08/04/bunna2016/

 

  

 

られる文庫のスペースに、
ぎょうさん?チラシを置いています!?

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来社された方は、

どしどしチラシをお持ち帰りください。

 

また、原作である『ブンナよ、木からおりてこい/著・水上 勉』の
文庫本も近々設置します。

 

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この演劇の原作は、

トノサマガエルのブンナが、沼を飛び出し、憧れていた木の上へと冒険をし、
そこで、エサとしてトンビに捕まった、百舌(もず)、スズメ、

ねずみや、ヘビなんかと出会い…

生きるとは?、命とは?を考えさせられるお話、のようです。

 

 

きっと、心が揺さぶ「られる」に
違いありません。


着々リニューアル中!新導入!新入荷!

 

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本気リニューアル中!の「られる文庫」。

 

新たに導入! 一つ目は

 

られる文庫で“借り・換え”られた本には、

られる文庫オリジナルスタンプが押印された

特製ブックカバーをお付けすることになりました!

スタッフが愛情込めて装着。

本だけでなくティーズも

大好きになっちゃうこと間違いなし!?

 

 

 

 

新たに導入! 二つ目は

 

初めての方でも、みるだけでカンタンに気軽に

られる文庫をご利用いただけるよう

その名も「られる文庫の使い方パネル」を設置。

 

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そして、新入荷情報!

 

 

発売されてまだ間もない

「コンビニ人間:村田沙耶香 著」を入荷しました!

 

おもしろいから、サクサクと2、3日もあれば読めちゃいます。

(僕(溝手)は、行き帰りの電車・昼休憩・寝る前に少し読んで、2日でした)

 

日本の世間って?・・・

正常 or 異常、あなたはどっち?・・・

普通って、なにが?・・・

あちら側・こちら側とは?・・・

 

「クレイジー沙耶香」ワールドもここで

ついに、第155回 芥川賞受賞。

 

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コンビニのイメージ変化度:★★★★★

この作者の他の作品も読みたくなる度:★★★★☆

      (人を選びそうな作品多そうだから気をつけて)

痛いところをつかれる度:★★★☆☆(日本人なら)

               

               

               

               


られる文庫、ついに1周年!!

 

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られる文庫、2016.08.08、ついに1周年を迎えました!

 

 

“誰でも自由に本を楽しめる場所”=られる文庫。

着々とリニューアル中!!

 

 

素敵な本もますます入荷予定。

 

 

1周年を記念して、最近入荷した本をご紹介しておきます。

 

 

誰しもがご存知、あまりにも有名な、又吉直樹 氏の「火花」。

そして、その後に出版された同著者の「夜を乗り越える」。

 

 

「火花」は言わずもがな。あえて詳しく紹介するまでもないでしょう。

 

 

「夜を乗り越える」は、火花の読後にオススメ。

(ボク溝手は、先にこっち読んじゃいましたけど・・・)

火花がどういう経緯で書かれることになったのか、

又吉氏がなぜ本を読むのか、

又吉氏の今昔や、又吉氏のオススメ本・・・などなどについて、

又吉氏らしい文章(火花のように小説らしくない文章)で書かれています。

 

 

この2冊を読むと、すこし、又吉氏のことが好きになりますよ。

 

 

僕にとっては、又吉氏が歳イッコ下(36歳)だということもあり、

妙に親近感持っちゃいました。

 

 

最後に下記、火花についてレビューしておきます。

 

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一日で読めちゃう度:★★★★★(スピン(紐)がいらないくらい)

いい意味で裏切られる度:★★★☆☆

お笑い芸人になりたくなる度:★☆☆☆☆


<新刊>青春?の押しつけ5冊

 

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られる文庫にPOPが付くことになったので、張り切って持ってきました。

オイケの思う「青春」が新旧詰まっておる5冊です。

(大槻ケンヂはPOPが書きたかっただけ?)

感想求ム!

 

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読みやすさ:MAX

青春を与えられる度:☆☆☆☆☆(人による?)
おすすめしたい人:現実逃避したい人

 


ー自分に厳しく、相手にはやさしく。※本より抜粋

 

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日本人とは何か? 
その答えを歴史や歴史上の人物に求め、

 

 

生涯4万冊を超える文献を読み、
小説を生み出してきた司馬遼太郎氏が

小学六年生の教科書に書いた文章。

 

 

大人も、はっとさせられる言葉がつまっています。

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
自分をかえりみる度:☆☆☆☆☆
歴史を知りたいと思う度:☆☆☆☆☆
司馬遼太郎記念館へ行きたくなる度:100%

 

 

 


〈絵画〉 作/日本橋交差点の「信写」さん

 

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日本橋を歩いていると、絵の露店を発見。

作者は、「信写」さん

 

天気が良い日は、こうしてお店を出しているとのこと。

宝物は平成21年にNHKに取り上げられた“思い出”とお話してくれました。

 

どの絵も、1枚500円。

 

見てるといろいろ欲しくなってしまったのですが、

今日は、られる文庫に飾る用に

縁起の良い「七福神」の絵を売ってもらいました。

 

 

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〈新刊〉 大人たばこ養成講座の…

 

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大人たばこ養成講座のイラストを描かれている
『寄藤文平(よりふじ ぶんぺい)』さんが、

 

イラストのこと、デザインのことなどを

まとめた本。

 

 

絵と言葉の関係の話や、
漢字をつくるワークショップの話など、

 

わかりやすく、読みやすく、面白く書かれています。

 

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読みやすさ:☆☆☆☆
なるほ度:☆☆☆☆☆
らくがきしたくなる度:☆☆☆☆☆

 

 


〈新刊〉 第一歩は、心をひらくこと。

 

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ファッションとかアートとか、
そんなことだけでない、

 

生き方のセンスについて
松浦弥太郎さんの考えが書かれた本。

 

「センスの良さへの第一歩は、
まずは心をひらくこと」

 

や、

 

「あいさつは先手必勝!」

 

や、

 

「なんでも知っている人より、
なんでも考える人になろう」

 

や、

 

「してほしいことがあったら、自分が先にそれをすること」

 

など、

 

はっ!とさせられる言葉が満載です。

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読みやすさ:☆☆☆☆☆
自分のセンス疑う度:☆☆☆☆☆
おすすめしたい人:自分自身…


〈新刊〉 ものづくりがもっと楽しくなります。

 

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「あっ、見たことある!」といった
広告がたくさん紹介されています。

 

開高健さんが書いた、サン・アド「創立の言葉」はもちろん、
広告業界、著名な方々の対談の中にも、
心がざわざわする言葉が満載。

 

広告(表現)を、もっと楽しく、自由に!
なんて気分になってしまいます。

 

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読みやすさ:☆☆☆
よっしゃ!やったるで度:☆☆☆☆☆
おすすめしたい人:表現に携わるみなさま


〈新刊〉 換えられる文庫/銀色夏生シリーズ

 

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デザイナー高木氏より寄贈。

 

読みやすさや共感具合が
心地いい銀色夏生の詩集。

 

読んだら必ずポエムを書きたくなる。
または、超はずかしいポエムを書いてしまう。
でしょう…

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読みやすさ:☆☆☆☆☆
ポエム書きたくなる度:☆☆☆☆☆
おすすめしたい人:ロマンチック不足の人


〈新刊〉 ぐるぐるしようぜ!

 

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ロジカルに考えても、
どうにもこうにもラチがあかないときは、

 

まったく違った考え方で
解決策を探すしかない!

 

 

そんなとき「(電通式)ぐるぐる思考」が
良い…らしい。

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読みやすさ:☆☆☆☆☆
何か考えたくなる指数:☆☆☆☆☆
おすすめしたい人:悩める大人たち

 

 


〈新刊〉 何かを選ぶことは、何かを捨てること!?

 

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何でもかんでもやっていたら、
本当にやらなければならない
大切なことに手が回らなくなってしまい、
チャンスを捨てるようなもの。

 

らしい…

 

「より少なく、そしてより良く」という考え方の
大切さを教えてくれる本。

そりゃそうだと感心させられます。

 

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読みやすさ:☆☆☆☆☆
考えさせられる度:☆☆☆☆☆
おすすめしたい人:何かと忙しい人


〈おすすめ〉 言葉で世界は変わる!?

 

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ディズニーランドはスタッフを“キャスト(出演者)”と呼び
職場をステージに変えた。

スターバックスは“喫茶店“ではなく“第三の場所”と自らを位置づけ

躍進を遂げた。《本文引用》

 

たしかに

ビジョンとなる言葉があれば、未来は変わる。

 

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読みやすさ:☆☆☆☆☆
宣伝会議賞へ応募したくなる度:☆☆☆
おすすめしたい人:すべての日本人へ


〈おしらせ〉 1ヶ月遅れですが…

 

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毎月1日あたりに、1ヶ月遅れですが、
宣伝会議の「ブレーン」が
“持って帰られる”に入荷します。

 

早いもの勝ちです。(1ヶ月遅れですが)
皆様ご活用ください。

 

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最近の広告が見られる度:☆☆☆☆☆
様々な制作会社が知れる度:☆☆☆☆☆
赤ペンで線を引く確率:100%

 

 

 


〈新刊〉 ティーズの歴史!?

 

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創立当初の会社案内をはじめ、
社員教育のために配られていたプリント、

ティーズ20周年の旅行のしおり、

 

さらに、

「ティーズ十戒」、「2009〜2015年の
寺内さん新年の挨拶」など、

 

今のティーズの
ベースとなった思想が随所に!

 

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意外とまじめ度:☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
社員旅行に行きたくなる度:☆☆☆☆☆☆☆☆
ティーズ好きになる度:フィフティ、フィフティ

 

 


〈おすすめ〉 コイツに出会って人生は変わった。

 

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大学時代コイツに出会って、

コピーライターという職業を知り、

就職活動をやめて大阪へ。

宣伝会議コピーライター養成講座へ通い、
なんやかんやで今に至る。

 

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読みやすさ:☆☆☆☆☆
夢見てしまう度:☆☆☆☆☆
おすすめしたい人:就職活動中の学生

 

 


〈新刊〉持って帰られる文庫/音遊人(みゅーじん)

 

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本屋ではお見かけしない「YAMAHAの会員情報誌」。

“音楽を聴く、知る、演奏する”をテーマとした、
読み応えのある雑誌のようです。あの!?寺人からのおすすめ!

 

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楽器やりたなる度:☆☆☆☆☆
NO MUSIC, NO LIFE.度:☆☆☆☆☆
おすすめしたい人:音楽を愛するすべての人々

 


2015.8.8 末広がりの日に、オープン。

 

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二〇一五年 八月八日(土)おめでたい日に、

借りられる、換えられる、買い上げられる、持って帰られる
ブックコーナーが、ティーズの中にオープンしました。


お気軽にお立ち寄りくださいませ。