別れの痛み


いつからだったか・・・。

おまえはいつも僕にべったり。

いつでも僕に寄りかかっていた。

 

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かたときも離れずに・・・


おまえがあまりにも寄りかかってくるので

おとなりさんと挟まれて

体が痛いときもあった。

 

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おまえは僕をダメにする。

僕たちには溝があった。

その溝は、僕たち二人を

傷つけた。

 

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気づいたときには、僕の傷は深くなっていた。

僕は、すでに根元から毒に犯されていた。

 

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このままでは二人ともダメになる。



別れのときがきたようだ。


もう、自分の力では僕から離れることができないおまえ。

引きはがすには、かなりの覚悟とパワーが必要だった。



・・・他人の力も借りて

なんとか別れることができた。

 

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だが、僕の傷が癒えるには相当の時間がかかる。

おまえがいなくなって、ぽっかりあいた穴だって、

ふさがるには時間がかかる。。。



数十年間、ともに生きてきたおまえだが、

もう、二度と会うことはないだろう・・・。



親知らずさん。

 




【まったくときめかなかった抜歯】

ほぼ真横にはえていたからだろう。

一週間以上経っても、

ロキソニンなしではズキズキしてどうにもならない・・・。

 

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  • 筆者: 溝手 真一郎
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