意志薄弱

意志薄弱。

 

ふと思い出した学生時代、それはオカンに幾度となく言われた言葉だった。

 

前回ブログで、自身のことを「熱しやすく飽きやすい」などと書いたが、

どうもいいように解釈してしまったと、一部反省。

 

ハマったものの中には、

意志薄弱がゆえにやめたり諦めたりしたものがある、そう思い返す。

 

習い事などは、意志薄弱そのものだった。

 

小学4年生、「硬筆はひと通り習ったから毛筆へステップアップするか?」という先生の問いに、

「無理です。」と答えた。「面倒臭そう」と思ったからだ。

ほぼ間違いなく、硬筆組よりも毛筆組のほうが遅い時間まで教室にいたので、

少しでも早く外に遊びに行きたかった気持ちを優先した。

 

ピアノは、自分から「やりたい」といって始めた習い事だ。

それにもかかわらず、中学生になってからはとにかく面倒臭くなってしまい、

先生訪問の10分前にポロリとひいておくだけ、といった酷い練習状況に。

中学卒業とともにやめてしまった。

小1~中3の積み重ねを、ただ面倒くさいという理由で棒にふった。

 

部活のブラスバンドは、3年生で部長になったが、「面倒」だったのでポロポロさぼった。

 

高校受験に向けての勉強は、非常によく頑張り、岡山5校と呼ばれるハイクラスの高校に進学できた。

先生には絶対無理と言われていたが、卒業するまでずっと偏差値40台だったのだから仕方ない。

しかしながら受かった、先生を見返した。不良女子が、あんたが!?と、ビックリしていた。

合格発表の日、自分よりも格段に成績の良かった男子が肩を落とし涙ぐんでいた。

なにか申し訳ない気持ちになり、気付いていないふりをして気づかれないように校舎を出た。

 

ピアノをやめたいがゆえに「高校生になると勉強や部活が忙しくなる」という理由を使った。

それなのに高校生になった途端、勉強が面倒くさい以上に「嫌い」になり、再びアホに戻った。

部活の陸上は、「面倒」だったのでポロポロさぼった。

 

岡山5校出身者としては異例の、デザイン専門学校へ進学し、高校の大学進学実績に泥を塗った。

ここ、専門学校ではこれまでの自分を知っている者などいない。この時、いわゆる「デビュー」をした。

行動が活発になり、悪いことも少々おぼえ、格段に自分の幅が広がった。

オシャレをし、美容室に行き、映画を観に行き、CDを聞き、酒を飲み、友達の家に泊まり、ドライブをし、バイトをし、

彼女をつくり別れ、女の子に告白しふられ、片思いを15人分くらいし、コンパにもいったけど何もせず、

また彼女をつくった(この時の彼女が今の嫁)。

 

随分と様々なことに積極的だったし、ある程度自分に自信ももてる人間になった。

しかし、必死だったのは遊びやバイトばかり。勉強には、相変わらず意志薄弱が付きまとった。

 

いつの頃だっただろう、自分を本当に本気にさせたものは、この世にあったのだろうか。

 

 

 

 

 

それが見つかったのは、就職してからだった。「仕事」

 

社会や人に貢献し、報酬として給料をもらい、学生時代の倍以上の勉強もできた。

そういったことに、これまでにない喜びや達成感を感じた。

不夜城として有名で非常に厳しい上司のいる会社に就職したが、5徹などしても辞めなかった。

2年半ほどの間に、30人は入ったりやめたりしたように思う。

 

苦しいけど、楽しい。いや、苦しい事が、楽しい。そんな事があるのか、と思った。

 

自分の中で、デザイナーとしてさらにステップアップしたいと思い、岡山から大阪、

ここ、ティーズに至った。結婚もして大阪に住まいを持ち、子供も2人になった。

 

家族を養うという過酷な義務を背負うことによっても、仕事への意欲が増した。

 

ここ、ティーズで、さらにステップアップしようと日々励む。

 

ただし、今でも仕事以外の事になると、どうも意志薄弱がチラホラ顔を出す。

もう、なんというか、、、そ、そういう人間ですから。ゴメンなさい。

 

ただただ、当然のことながら、

この世に「仕事」が存在している事に、喜びを感じて生きている。

仕事のために、仕事以外も楽しむ。

そして、仕事人としての自分に関わる人々に、とにかく感謝しているのです。

 

 

意志薄弱。そういう人間ですから。

 

 

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今日のときめき

 

意志薄弱な自分が、36にもなっていまさら

読書にハマっています。

小説を買って、その一行目を読む瞬間が好きです。

ん?みたいな。

 

 

↓そろそろ読み終わる本

okamoto_taro

  • 筆者: 溝手 真一郎
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